自分一人で考えて思い出せなかったり、答えがわからなかったときに、人に聞こうとして話はじめた瞬間に「わかった!」とか「思い出した!」とかって経験ありませんか?私よくあります。少なくとも月に1回くらいはしている気がします。なぜそんなことが起きるのかとちょっと考えてみました。
自分一人で考えて答えがでないとき、大抵の場合、パソコンとにらめっこしていたり、天を仰いで考えてみたりしています。この時って、考えているようで実は脳って何も刺激を受けていないんですよね。自らの記憶をたどろうとする行為って、大体の場合、結果が付いて来ることはありません。
同じような自分一人での作業を考えるとパワポでの資料作成があります。が、しかしこれ、パソコンとにらめっこでの考えごととは脳の使い方が違います。資料を作るということは、手書きなり、パワポなりで考えをまとめています。このアウトプットした瞬間には同時に目からインプットされています。頭の中で考えていることでも、目から改めて情報として入っていくると脳の中にある関連情報の周辺が刺激されます。自分のアウトプットが新しいインプットになる瞬間です。
人に聞こうとした瞬間に解決するのは同じ現象ではないでしょうか。相手がいてもいなくてもよくて、聞こうとするために自分の脳からアウトプットされると同時にそれがインプットとなり脳が刺激され答えがみつかるのでしょう。私は(記憶障害なのかもしれませんがw)この現象が起きることを知っているので、自分一人で考えてあまり前にすすめなくなったら、周りの人に話してみて自分の脳を刺激して次のステップにすすむようにしています。
もちろん周囲の人の仕事の邪魔にならないように配慮する必要があるので、なかなか話かけづらいって方は、考えがすすまなくなったらはっきりと声にだした独り言をやってみてください。意外と独り言をいうだけでも前に進める時がありますよ。